【永久保存版】現役高専生が「そもそも高専って何なの?」という質問を丁寧に解説してみた!

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こんにちは、drahorseです。

 

 

今回は

 

「そもそも高専って何なの?」

 

これについて現役高専生の僕が、解説していきたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

1.工業高等専門学校とは

 

ずばり端的に言うと...

 

「工業高校と大学のハーフ」

です!

 

工業高校では学べない範囲の工業的な知識を、中学卒業後の5年間を通じて学ぶことができます。また、大学と同じように高学年になると研究室に配属されるようになり、卒業間近の5年生の最後には卒業論文を書いて発表を行います。そのため、学年が上がるにつれ工業科目の授業が多くなり、2年生ごろには通常大学生が学ぶ範囲にまで広がります*1。だからと言って、一般学校のような国語・数学などの一般科目を勉強しないわけではありません。工業科目の授業を理解するには一般科目の知識が必要不可欠です。一般的な高校と同じように授業がありますし、テストもあります。特に理系科目は特に重視されていてテストはかなり厳しいです。僕の学校では、物理のクラス平均点が20点ということもざらにあります(笑)。その分座学・実習を通じて学べる内容は素晴らしいものです

 

 

 

2.一般高校との違いは?大きな違い上位5選をランキング形式で紹介

 

 

 

5位 校舎がとにかく広い!

 

とにかく広い!中学校とは比較できないほど広いです。僕も入学当初はよく迷子になってホームルームにたどり着くまで20分ほどかかった記憶があります(笑)

 

4位 高学年になると授業の約90%が工業科目になる

 

 高学年になると授業の9~8割は工業科目になり、研究室での卒業論文に向けた研究活動がメインになります。

 

3位 学校によって異なるが基本1授業が90分

 

 これ最初のほうめちゃくちゃ苦労しました。今まで45分、50分が当たり前でしたからめちゃくちゃ苦痛でした(笑) でも今となっては当たり前のことだと割り切って授業受けれてます。

 

2位 学校・学科にもよるが求人倍率が約30~50倍!

 

 これ本当にすごいですよね!卒業することさえできれば成績に関係なく約30~50社から求人が来ます!勉強が厳しい分、得られるものも大きいですね!

1位 校則が緩い・服装が自由!

 

 もし平日に街中で髪染めてて私服を着てる10代がいたら、その人8割くらいの確率で高専生ですw。学校によりますがほとんどの学校で制服がありません。また髪を染めるのも髪型も自由ですし、化粧をするのも問題ないです。

 

 

3.高専の特徴8選を紹介!

 

・ほぼ大学

 今までの内容からわかるようにも、工業高校というよりは大学ですw そのおかげもあってか、夏休みは約2か月、春休みは約1か月ほどあります。

 

・留年率が高い

 この原因は2つあります。1つは一般科目の理系科目だけがやけに難しいことです。特に、数学と物理この2つには要注意です。テストの難易度が中学までとは大違いです。先ほどにも言ったように、物理のクラス平均点が20点ということもざらです。マジで要注意!! 2つ目は専門科目が難しいことです。今までの中学で勉強してこなかった点もありますが、個人的に感じることはとにかく先生によってアタリ、ハズレの差が大きいですw このせいか、留年率は高校に比べて高くなってます。

 

 

・留学生が多い

 僕の学校では1クラスに2~3人の留学生がいました(())。主な出身国としては発展途上国からの留学生が多いようです。早期から実践的な技術を学べる日本の高専は留学先として人気が高いようです。中には100倍にも及ぶ試験を乗り越えてきた方もいました!

 

 

・留学を低学年からしやすい

 これは、高専独自の留学制度があるからだと思います。この留学制度に採用さえすれば費用もほぼタダで留学することも可能です。中には休学をして、1年間留学する人もいます。

 

 

・寮生活をしている人が多い

 ほかの学校と大きく異なる特色を持つ学校のため、全国から生徒が集まります。大体全学生の20~30%ほどが寮生活を送っています。

 

 

・女子生徒が少ないw

 これはもう工業系学校あるあるですよねw でも、化学系の学科には女子も多いですよー(笑)

 

 

・エンジニアを目指しているのであれば設備、環境ともに最高である

 正直エンジニアを目指すのにこれ以上の環境はないと思います。若い時から分野の最先端を最高の環境を整った場所で学ぶことができるのですから。しかし、その分この学校では主体性を持って行動することが求められます。自分の"やりたいこと"を明確にし、それを実行する機会が多く求められます。できなければ埋もれていくだけです。自分の”やりたいこと”を最後までやり通すことができた時、あなたは一流のエンジニアになっているでしょう。

 

*1:各学校・学科・進度・カリキュラムによって誤差はある